シーハーツ松戸
2022年04月02日
念願の✨
相談員の深田です。
様々な要因からくる食欲不振によりI様は
つい最近までごはんが食べられませんでした。
「食欲不振」と言ってもどのくらいのものかイメージしづらいですよね。
I様の場合は「食べたくない!」の気持ちが強すぎるあまり
配膳されたお食事を目にした途端お皿を投げてしまうくらいの・・・
結構な嫌がりようでした。
I様に無理をさせてしまうこともあったと思いますが、
根気強く時間をかけて様々な角度からアプローチをしてまいりました。
少しずつ食事量がアップし
少しずつお元気になって来たI様。
3月29日。
この日の昼食は「どん兵衛」のお蕎麦にチャレンジしました✨
食欲不振により全身状態の低下が見られたため
I様は現在ペースト食を召し上がっています。
『どん兵衛を食べる』
これはI様にとって大きな一歩なのです✨
私がお手伝いに入ろうとすると「自分で食べるよ」と。
久しぶりのお蕎麦です。
大好物のお蕎麦です。
どうかムセ込みませんように!と祈るような気持ちで見守りました。
結果、半量ほどのお蕎麦をご自分の力で召し上がることが出来ました✨
ムセ込みもなく、しっかりと良く噛めていました✨
そして4月1日。
「蕎麦を持って来てくれ!」「蕎麦が食べたい!」
朝からしきりにそう仰っています、と申し送りがありました。
今までの経緯があるので、
「蕎麦が食べたい!」
I様のこの一言が私たちにとってどれほど嬉しかったことか・・✨
「これはもう出前するしかないよね!」
「今日のお昼は絶対出前しよう!」
迷うことなく昼食はお蕎麦を出前しました!
どん兵衛を超える食べっぷり!
8割ほどのお蕎麦を召し上がることが出来ました!
先月28日のブログで、
「出前のお蕎麦を食べられるくらい元気になると良いなぁ」
と書いたのですがまさかこんなに早く実現するとは!
I様の底力にはビックリです😂✨
私たちは今回たくさんのことをI様から学ばせていただきました。
食べることを嫌がるI様への食事介助は
やりたくないな・・・と感じてしまう日もありました。
自分のしていることに対して
「これで良いのかな」
「本当はこうするべきなんじゃないかな」
なんて悩むこともありました。
でも、そんなときに一緒に考え、一緒に頑張ってくれる職員がいます。
コロナ禍で人員体制も安定しないなか、みんな本当によく頑張っているなぁと思います。
もちろん、
【出来ている】【出来ていない】
それを判断するのはご入居者やご家族であり、私たちではありません。
「出来ている」と思ってしまえばそれ以上の成長はないからです。
私たちにはまだまだやるべきことが沢山あります。
でも、I様へのアプローチによる今回の成果は
私たちのやってきたことに対する自信へと繋がりました。
頑張ってきて良かった!と心から感じています。
「自分たちは出来ている」
たまにはこう思っても良いのかな・・・と思います。
そんな貴重な経験をさせて下さったI様に感謝です。
I様、次は何を出前しましょうか✨🍜
お身体の状態を見ながらまたご提案しようと思います😊
2022年04月01日
「自分が入居したい施設」
相談員の深田です。
ブログタイトルは今年度のシーハーツ松戸の施設目標です。
佐藤施設長の熱い思いが込められています。
自分だったらやってほしいこと
自分だったら言われたいことを実行しましょう。
自分の親でもなく、他人でもなく、
自分自身が入りたい施設!
自分自身が受けたいサービス!
それを追求することで良いサービスに繋がるはずです。
施設長から職員へこんなメッセージがありました。
私が入りたい施設は、ホスピタリティの高い施設です。
・サービスは顕在化したニーズに応えること
・ホスピタリティは潜在化したニーズに応えること
以前読んだ本に書いてありました。
この二つの違いはとても大きいと思います。
自分に置き換えてみた時、
入居者様の顕在化しているニーズに今どれだけ応えられているだろう・・・
と正直不安な気持ちがあります。
ホスピタリティの高い施設にする為には
顕在化しているニーズにしっかり応えたうえで、
潜在化しているニーズを導き出すことが重要となります。
とっても難しいことだと思います。
でも、私の入りたい施設はそんな施設です。
自分だけ欲張りでいてはいけませんね。
ご入居者の皆さま、ご家族の皆さまがシーハーツ松戸を選んで下さった以上、
「自分が入りたい施設=シーハーツ松戸」を目指して頑張っていきたいと思います😊
そして、
「どうしたら入居者様が毎日を快適に過ごせるだろう?」
「求められていないけど、もっとこうしてみれば良いのでは。」
「自分がご家族の立場だったらどう感じるだろう?」
この様に相手の立場に立って物事を考え、
多くのことに気付くことのできる相談員になること。
抽象的ではありますが、これが今年度の私の個人目標です🌷
写真は裏庭の桜と佐藤施設長です。
「今日という一日を大切に」
これが施設長の今年度の目標だそうです。
私よりも抽象的な目標の人がいたのでちょっと安心しました。笑
2022年03月31日
相談員の深田です。
桜が満開ですね✨
私は今日の午前中、とある入居者様の受診に付き添いました。
お迎えの車を待っているあいだ
病院の隣にある公園でちょっとだけお散歩をしました。
桜が綺麗ですね~とお伝えすると、眩しそうに上を見上げて
「そうですねぇ。」
と笑顔で答えて下さいました。
諸事情により再度受診をし、やはりご入院されることとなった入居者様。
お元気になってシーハーツ松戸へ戻られる日を心待ちにしています✨
お写真は本日入居者様が外気浴をされた際のものです😊
介護士さんが良い写真をたくさん撮ってくれました。
シーハーツ松戸の裏庭の桜、綺麗ですよね~🌸✨
松戸市には桜を楽しめるドライブコースがたくさんあります!
来月はドライブレクをいくつか企画しているので、楽しんでいただけると良いなぁと思います✨
明日からいよいよ4月。
新年度なので職員一同気を引き締めて参りたいと思います!
ご家族の皆さま、今月もシーハーツ松戸のブログをご覧いただきありがとうございました😊
2022年03月29日
餃子パーティー
相談員の深田です。
27日に実施した餃子パーティー✨
インターネットでたまたま、
・ホットプレートは温度が均一なので餃子が簡単に美味しく焼ける
・一度にたくさん焼ける
・保温機能を使うといつでも熱々を食べられる
という記事を見掛けたのがきっかけでした。
そういうの、シーハーツ松戸でやりたい!!
お祭りの出店みたいに熱々の餃子がその場で食べられたら嬉しいだろうなぁ✨
すぐさま施設長に餃子パーティーの開催を打診しました。
お祭り大好き佐藤施設長は二つ返事で「やろう!」と大はしゃぎ。
1月30日の開催を目指し、館内のいたるところに餃子パーティーの告知を貼りだしました。
しかし・・・
オミクロン株の流行により敢え無く延期に😵
「いったい餃子パーティーはいつ開催するの?」
入居者様はもちろん外部の業者さんにまで聞かれ続けること2ヵ月。
3月27日、満を持しての開催となりました!
「アルコールが欲しくなっちゃったなぁ」
と仰ったY様には、男子会の時に残ったハイボールを差し上げました。
盆と正月が一緒に来たようだ~と大喜び!
食の細いY様ですが、10個以上の餃子を召し上がっていたと思います。
退院直後のH様は「こんなに熱々の餃子は久しぶり!」
と何回もおかわりされていました😊
入院中にちょっとお痩せになってしまったので心配していましたが、
そんな心配を吹き飛ばすくらいの見事な食べっぷりでした✨
焼き立て餃子に「熱い!」と苦戦されていたK様。
しかしカメラを向けるとこの笑顔。完璧です。女優のようです。
去年の10月には数週間入院され、体力の低下がみられました。
最近はもう食欲旺盛で、廊下もスイスイ歩かれています✨
U様は現在お食事形態のアップを試みているところです。
普段はペースト食を召し上がっていますが、この日は餃子に挑戦です✨
看護師の見守りのもと美味しそうに餃子を召し上がっていました。
「美味しい」の一言が聞けて嬉しかったです!
山崎さんも書いていましたが、入居者様に負けないくらい職員が楽しんでいました✨
普段と違うタイムスケジュールで動いてくれた介護士さんたちに感謝です。
正直、準備も大変でしたしイベント後はもうヘトヘトでした。
でも予想していた以上に入居者様が喜んで下さったので充実感でいっぱいでした。
そして「こういうイベントは何回でもやりたい!」と改めて思いました✨
次は何が良いかな・・・♬
みんなでワクワクしながら考えているところです。
ご家族の皆さまも、何か良い案がありましたらアドバイス下さいね😊
2022年03月28日
嬉しい出来事✨
相談員の深田です。
2階にお住いのI様は、今年に入りお食事量がガクンと落ちてしまいました。
年齢的な問題や症状の悪化でお食事を嫌がり、摂取量が著しく低下してしまったのです。
私たちは嫌がっているI様にどのようなアプローチをするべきなのか、
早急にアセスメントを行いました。
提供する医療サービスを整え、ご家族とも面談を重ね、
I様の現状や今後予想される状態を説明いたしました。
お食事を嫌がっているからといって諦めたり、
「可哀想」「そこまでやる必要がない」
と主観的な判断をして食事の介入をやめることは簡単です。
これらは誰でもできる判断であり、楽な考え方となります。
しかし、私たちはプロである以上ご家族の想いを尊重し、
出来る限りのケアを提供する必要があります。
もちろん、どこまで介入してどこまでサービスを提供して行くかは
ご家族、医師、看護師と相談して決定したなかで実践しております。
一時的にご本人に辛い思いをさせてしまう事はありますが、
ご家族の希望も尊重したなかで出来る事は諦めずにやっています。
多くの時間を費やしたとしても沢山のアプローチを試してみて、
続けていくことに意味があると思っております。
そして・・・
最近のI様は、まだまだお食事を嫌がる場面はありますが
摂取量が目に見えて改善してきました
安心の気持ち、嬉しい気持ち、
色々な感情が湧き上がってきております。
本当に嬉しいです!
何よりも
I様、よく頑張って下さいました。
辛い気持ちがあるなか、頑張ってくれてありがとうございます。
「絶対にまたI様の笑顔を見たい!」
この一心で私たちも頑張ることが出来ました。
絶対お元気になって下さると信じ、毎日向き合ってきて良かったと心から思います。
今日の餃子パーティーにも元気に参加されたI様です。
私たちの介助ではなく自らの力で、4種の餃子を見事完食
I様はお蕎麦が大好きなので
出前のおそばを食べられるくらい元気になれると良いなぁと思います