シーハーツ松戸
2021年10月10日
退院後のご様子。
看護師の山崎です。
シーハーツ松戸のブログを家族の方やそれ以外の方も見て頂き
たくさんの反響がありうれしく思っております。
今日は先月退院されたN様の退院後のご様子を御家族の方へ詳しく電話だけではなく
写真を活用して施設の生活の様子をお伝えしたくブログにアップさせて頂きました。
もともと杖で歩行をしていたN様。
入院をきっかけに筋力の低下があり退院してからは車椅子生活をしておりました。
最近では車椅子での移動から歩行器を使用して歩行器歩行が出来るようになりました。(写真①)
まだまだ安定した歩行とは言えませんが少しずつではありますが自分の力で歩く動作が出来るようになっております。
私『歩くのはどうですか??怖さとかありますか?』
N様『そうだね。ちょっとまだ怖いかなぁ。でも歩かなきゃ歩けなくなるから頑張るよ』
私『どのような場面で怖さがありますか?』
N様『立ち上がった時とかかな。でもちょっとでも長く歩くとまだ怖いね。』
私『焦らずゆっくり前進していきましょうね。』
N様『でもね、自分で歩けるようになったから嬉しいよ。そうだね。ゆっくりやっていきたいよ。地道にね』
無理な向上のアプローチは施設では実施しておりません。
なぜならば転倒・転落リスクがあり、それにより骨折や打撲などの外傷を発生させてしまい
より一層予後を不良とさせてしまうからです。
『99歳!!』
来年で100歳を迎えるN様!
本当に凄いです。
N様の性格は本当に穏やかで怒る事がありません。本当に優しい方です
写真②のようにずっと笑顔でいつも優しく私たちに接してくれます。
N様の生活の支援をさせてもらう中で看護師としてとても勉強をさせてもらっております。
『生活の質を維持し少しずつ向上していくこと』
これが私のN様の看護テーマになっております。
『生活の質』とは『生活の満足度』を意味します。
看護師の国家試験に必ず出題される問題です。
N様の満足度(生活の質)をあげる為にどうしたら良いのか!!
看護師として何ができるのか!!何をしなければいけないのか!!
まずは先月入院をしてしまった原因の追究と再発の防止!!!
そして早期発見と早期対応。
入院が必要となりうる病状の再発を避ける為
医療面で担当医師と協力してフォローさせてもらっております。
再発する可能性がある中で看護師としてこの病気をどう管理し
どのような看護をしていく必要があるのか!!
私だけではなく看護師同士でカンファレンスを実施して病状の管理をさせてもらっております。
そんな中で『満足度』をどう向上することができるのか!!
まずは入院前のN様が当たり前に行っていた生活のルーティンを取り戻すことになります。
大好きなカルピスをペットボトルごと飲む事!!(写真③)
マージャンを仲良しの利用者様同士で一緒に楽しむ事!!(写真④)
いつものメンバーでいつもの食堂の席でいつものように当たり前に食事をする事!!(写真⑤)
この入院する前まで当たり前であったことをまずは出来るようになる事が大切にあります。
これが意外と大変で難しいのです😢
看護師だけではなく施設長、相談員の深田さん、ケアマネの樋口さん、リハビリの徳田さん、
現場介護士のみんなの力を借りて
N様の当たり前の日常を取り戻すアプローチをしている最中にあります。
その中で転倒や転落、病状の再発リスクなどの問題と向き合いながら生活のお世話を
させてもらっております。
次の誕生日で100歳になるN様!!
健康管理の難しさを日々感じながら看護をさせてもらっておりますが
達成した時の喜びや安堵感は計り知れないものがあります。
いつまでも元気にシーハーツ松戸で生活できるように!
当たり前の日常を当たり前に送ることができるように!
看護師として頑張っていきたいと思います。
2021年10月09日
日日是好日
相談員の深田です。
昨日のブログの続きです。
昨日午後はU様の受診付き添いを樋口ケアマネと私で対応いたしました。
病院の待ち時間に高カロリーゼリーを召し上がっていただきましたがこの表情・・・(写真2枚目です。)
U様は自分のペースをとても大事にする方です。
私たちが無理に介入しようとすると2枚目のお写真のような表情になってしまいます。
しかし状態の安定しない時は介入が必要な場合もあります。
少しでも水分と栄養を・・と思って無理のない程度に飲んでいただいたのですが昨日は少し辛そうでした。
そして✨
コップをもって紅茶を召し上がっているお写真は本日のU様です。
お熱も下がりお得意の「美味しい」が無事に聞けました😊
昨日のU様とは別人の様です。
先日の水曜日に娘様がご面会に来て下さったのですが、今思えば本調子じゃなかったのだろうな・・と思います。
今日の元気なU様の姿が少しでも伝わると嬉しいです。
お隣に座っているH様が、
「おやつは全部自分で食べられたじゃない!すごいすごい✨」
いつも通りU様を気に掛けてくれました。
ベッドから車椅子に移る動作も半分くらいはご自身で行っていただけました。
先ほども書きましたが、U様は自分のペースをとても大事にする方です。
提供する介護量の見極めはとても大切です。
U様が一つでも二つでも自分で出来ることが増やせる様にお手伝いしていきたいです。
また不安定な波は来るかもしれません。
その都度対応を考え工夫していければと思います😊
2021年10月08日
受診付き添いの日
相談員の深田です。
本日は入居者様の受診付き添いをしました。
天気も良くて受診日和✨
午前中、3階のH様とS様の仲良し二人組を連れて聖光ヶ丘病院へ行ってきました。
着くまでの道中「私たちは病人なんだから静かにしていないと」なんて仰りつつもずっと会話が途切れなかったH様とS様。お二人ともご入居されて10年になります。
病院の待ち時間も色々なお喋りをして楽しそうにされていました。
H様「ところで私たちどこが悪いんだっけ」
S様「あなたは腰と膝でしょ。歩くと痛がっているわよ。」
H様「痛いところを忘れちゃうくらいならそんなに心配ないわよね。せっかく来たからには診てもらわないとね。」
・・・漫才をしているようなお二人です。笑
本日診て下さった医師がまたとてもユーモアあふれる先生で、笑いの絶えない明るい診察でした。
病院の帰り道はH様のリクエストにより21世紀の森の並木道を通って帰ってきました。
「受診に行ったというよりドライブに行った気分で楽しかったわ。」とH様。
喜んでいただけて良かったです😊
受診付き添いは入居者の皆さまとゆっくりお話しができる貴重な時間です。
今日の午後も受診付き添いがあったのですが、その時の様子はまた後日アップしたいと思います。
H様とS様はお写真NGなので21世紀の森の写真を貼り付けておきます。
お二人とも、本日は受診お疲れさまでした~✨
2021年10月08日
昨夜のご様子
相談員の深田です。
昨夜22時41分の地震シーハーツ松戸の館内もかなり揺れたみたいですが、皆さま無事にお過ごしですと夜勤スタッフより申し送りがありました。
私が朝出勤すると皆さまいつも通りに過ごされていました。
取り急ぎご報告です。
2021年10月07日
明日は・・・✨
相談員の深田です。
技能実習生として昨年末からシーハーツ松戸に入社しているスパルティニさん。
みんなには「スパさん」と呼ばれ親しまれています😊
スパさんはインドネシアで看護師の資格を取得し日本にやって来ました。
日本語も日常会話はバッチリ話すことが出来ます。
異国の地で働くなんて・・私には想像がつきません。本当に凄いことだと思います。
そんなスパさん、明日は待ちに待った技能試験の本番が控えています。
本来なら8月に試験予定だったのですが新型コロナウイルスの拡大を受けて試験が延期となっておりました。
明日の技能試験に合格するとシーハーツ松戸の介護士として正式に勤務することが可能となります。
今日は早番業務の後に教育担当の廣瀬介護士と共に、明日の試験に向けて最終チェックを行っていました。
明日試験のモデルになって下さるのはいつでもニコニコ笑顔の素敵なK様です✨
「Kさん、ブレーキをお願いします。」
ひとつひとつの動作や声掛けをとても丁寧に行うスパさん。
廣瀬さんの厳しいチェックの目が光っていましたが無事OKをもらっていました。笑
さすがスパさんです!
スパさんの優しい声掛けにK様も終始にこやかな表情でした。
インドネシアでは他の国で働くのが珍しいことではないのでホームシックにはならないと以前話してくれたスパさん。
それでも、若くして日本で頑張っているスパさんを見て私たち職員はたくさんの勇気をもらっています。
本当に頑張り屋のスパさんです。
技能試験ファイトだ~!!✨